協調性・自信・信頼
人に慣れ、家族の一員として親密な共同生活を送る事ができるインコやオウムの事をコンパニオンバードと言い、近年人気を博しています。
生まれ持ってのその性質ですが、実際には、人間との暮らしを成立させる為にも、適切なしつけや訓練が必要になります。
良好な関係構築
特に大型のインコやオウム類は、5歳児程度の知能があるとも言われていますので、良好な関係構築が出来ると、素晴らしいコンパニオンバードに仕立て上げることが出来ます。
その為に必要なのが、自信と協調性と信頼を築くことで、重要なのはお互いが尊重し合うという事です。
私自身、2歳7か月(2025年11月現在)のハルクインコンゴウインコと暮らしていますが、毎日違う表情を見せてくれる事に驚いています。
そして実感しているのは、お互いが存在を必要としているんだな、と言う事です。
尊重し合うとは
人間が鳥と生活をする為には、やはり鳥に人間の世界に馴染んでもらわなければなりません。
特に中型以上の鳥は、鳴き声や破壊力が体の大きさに比例して大きくなりますので、鳥の生活に合わせたら、とんでもないことになるでしょう。
一方でどれほど知能が高い鳥であっても、人間とは違う事をわきまえ、鳥の本来の姿は可能な限り許容することが必要です。
協調性とは
社会性を培う上で必要な要素と言えます。
人間との間に一定の距離を保ち、ある程度人間の生活に馴染めるようにサポートし、以下のような成長に仕立ててあげるのです。
- 臆病でも攻撃的でもない成鳥にする
- 静かでも騒々しくもない成鳥にする
- 人と適度に遊び、一人遊びもできる成鳥にする
自信とは
鳥に自信をつけさせる事です。
自信を持てない鳥は、本来おしゃべりが出来る種類なのに、お迎えから2年が過ぎても二言くらいしか話せない場合があります。
自信を持たせる為には鳥にリラックスした環境を提供し、成功体験をしてもらう事です。

信頼とは
人への信頼を高め、安心して生活することが出来なければなりません。
その為にはある程度、飼い主に依存し、飼い主を頼ってもらう状況を作るのですが、最も効果的なのが外出をする事です。
他にも病院受診や爪切りの際に必要なタオル保定ができる事も、信頼関係の証と受け止めていいでしょう。
社会性を身に付けると
野生の鳥でなければ、インコやオウムは、人にとって素晴らしいコンパニオンバードになる可能性を十分秘めています。
協調性・自信・信頼を培う事は、社会性を身に付ける為に必要不可欠な要素でもあります。
コンゴウインコをお迎えした以上、私は使命感を持って日々生活しともに過ごしています。
それはたとえ私が不測の事態である日突然、彼の前から姿を消さなければならない日が訪れたとしても、その後の彼の人(鳥)生を、今以上に素晴らしいものにしたいからです。
その為には、誰からも愛される鳥に仕立てあげる事が、私の使命・役割でもあるのだと思っています。
最後に
最後までお読みくださり本当にありがとうございました。


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