コンゴウインコとは
コンゴウインコは中南米の熱帯雨林に生息する、鮮やかで大きなインコで、その種類は豊富です。
とても賢く知能は5歳児くらいと言われ、言葉を習得し、飼い主の物まねをしたり、脚で食べ物を持ち、あるいは道具を使って食べる事も出来ます。半面、自己主張が強いのも特徴です。

道具を使って食べる事も
コンゴウインコはコンパニオンバードの中でも非常に長生きで、寿命は50年以上とも80年以上とも言われています。
一般にコンゴウインコと言うと大型のイメージがありますが、実は小型のコンゴウインコも存在します(鳥類では中型)
※小型のコンゴウインコについては、ご紹介は割愛しています
コンゴウインコの種類
大型で一般的に流通しているのは、ルリコンゴウインコ、紅コンゴウインコ、ハルクインコンゴウインコ、カタリーナコンゴウインコかも知れません。
世界最大のコンゴウインコはスミレコンゴウインコで、価格は何と1000万円以上といわれています。これは、絶滅危惧種に指定されている影響のようです。
比較的飼いやすいのはルリコンゴウインコと言われていますが、どの種も飼い主との関係性に大きく依存しますので、日々のしつけやトレーニングは種類に関わらず必要です。
人気種はルリコンゴウインコ
※表示している価格は全て参考値です。
- 全長80㎝前後。
- お顔の黒い縞模様と黒い嘴、綺麗な青色と黄色い羽根を持っています。
- 声は非常に大きいですが、コンゴウインコの中では比較的穏やかで、おしゃべりも得意
- 価格は80万円以上
- 生息地によって絶滅危惧種とされているそうです。
初めてコンゴウインコを飼うならルリコンゴウインコがお勧めです。

青と黄色のコントラストが 美しいルリコンゴウインコ
流通しているのはベニコンゴウインコ
ベニコンゴウインコは赤い羽根を持ち、ルリコンゴウインコよりも体が一回り大きくなります。
またベニに似ている種類でアカコンゴウインコがいますが、通常国内で流通しているのは、ベニコンゴウインコです。

お顔の赤い縞模様と白い嘴
- 全長100㎝前後
- お顔の赤い縞模様と白い嘴、お腹に赤い羽根を持ちます。
- 性格はルリコンゴウインコよりも自己主張は強めと言われています。
- 価格は110万円以上
ベニコンゴウインコとアカコンゴウインコの違い

アカコンゴウインコ:眼の周囲に縞模様はない。
ベニコンゴウインコとの違いは外見で区別でき、ベニコンゴウにはお顔に赤い縞模様がありますが、アカコンゴウには縞模様はありません。
アカコンゴウインコはスミレコンゴウインコ同様絶滅危惧種でもあり、取得や譲渡に大きな制限が設けられているそうです。
ハイブリッドのコンゴウインコ
2種のコンゴウインコを掛け合わせたもので、形質(外見)は父親の遺伝子が強く現れると言われています。
カタリーナコンゴウインコ
- カタリーナコンゴウインコ=ルリコンゴウインコ×アカコンゴウインコ
- 価格は180万円以上
ハルクインコンゴウインコ
- ハルクインコンゴウインコ=ルリコンゴウインコ×ベニコンゴウインコ
- 価格は110万円以上

地元の神社へ。
コンゴウインコとの生活
インコ・オウムは規則正しい生活を好み、私自身実際にハルクインと暮らしてみてそれを実感させられます。
また、自己主張が強いため、飼い主の気を引くために様々な努力をします。
例えばそれが良い行動に現れる場合には、ダンスをしたり、おしゃべりをしたり、笑い声をあげたりと、見ていて飽きることがありません。
ところが、自分の気に入らない事があったり、主張を押し通す為に悪い行動(問題行動)として現れる場合があります。
それが、飼い主が来るまで大きな声で呼び続ける、朝夕の絶叫、齧り癖や下品な言葉の連呼など、飼い主でさえうんざりするほどだどうです。
このように良い行動であれば問題はありませんが、悪い行動の場合にはそれが定着しないように、しつけや最低限のトレーニングをする必要はあると思います。
私は元々フライトトレーニングを主にしていたせいか、鳥自身がこうしたトレーニングを楽しんでいるように思います。
何故なら言葉はほとんど教えていなかったのですが、すれ違う人とかわす挨拶の中で言葉を覚え、コミュニケーションの一環として一緒に取る食事時間に私の使うスプーンをみて、道具の使い方を習得しているからです。

動物全般に言えますが、彼らがもたらす日常の出来事は、彼らの成長のみならず私たち自身の成長をも促しているようです。
素晴らしい人生を、今、愛鳥とともに歩んでいるのだと思わずにはいられないのです。


コメント