ハリスホークの初期トレーニング~体重と場所の関係~

猛禽類の体重 代謝 コンパニオンバード
2025年10月フリーフライト

体重と場所の関係

ハリスホークのフライトトレーニングでは、鷹のコンディションと共に重要なのが場所の選定です。

フライトが可能な体重とは

鷹の体重管理にはミュウウェイト(詰めていない標準体重)、フライティングウェイト(詰めて飛ばせる体重)、ハンティングウェイト(詰めて狩りができる体重)という3つの設定があります。

体重コントロールと場所の選定

これらの体重設定は、場所との関連で考えます。

  • ミュウウェイト:オーナーの家の中、鷹部屋(ハウス)で適した体重…フル(丸)に近い体重
  • フライティングウェイト:普段の訓練場所・慣れている場所(ホーム)で適した体重(90%以上
  • ハンティングウェイト:初めて行く場所・慣れていない場所(アウェイ)で適した体重(85~90%前後

※フルウェイトの85%以下は健康に害を及ぼす危険がありますので、肉色当てをして肉色が低すぎる場合、あるいは尿が少ないフンが出ている場合は、早急に対処が必要になります。

フライティングウェイトを知る

まずはフライト訓練が出来る為には、フライティングウェイト(フリーフライトが可能な体重)を割り出す必要があります。

個体のフルウェイトを100%として考え、90%以上の体重を維持するように減量と給餌量を調整しなければなりません。

注意:数値にのみこだわらない

竜骨突起 肉色当て

竜骨突起と肉色当ての様子

実際にトレーニングをしていくと年々わかりますが、体重だけでなく肉色の状態、その子の性格、訓練場所によっても餌の量を調整してフライトをしますので、数値のみにこだわらないようにします。

もしも迷ったら『高めの肉色』を意識して、急激な減量は避けましょう。

ハリスは90%以上の体重でも可能

「空飛ぶ犬」と言われるほど人に慣れるハリスホークの場合は、体重が丸に近い状態でもフライトが可能と言われています。

もしも90%以下に体重を落とさなければコントロールが効かないのであれば、訓練自体を見直してみましょう。

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