フライトフェスタとは
フライトフェスタとは、毎年3月初旬に千葉で行われている日本最大級の猛禽類(オオタカ、ハヤブサなど)の祭典で、鷹匠(ファルコナー)が飼育する猛禽たちの訓練成果を披露する競技会です。
今回、2026年のハリスホークのアジリティー部門に初出場することを決めましたので、競技や過去の動画などから対策を講じ、完走を目指したいと思います。
猛禽類の競技
猛禽類の競技はその種類によって各部門に分かれています。
ハヤブサによるルアーパスやスカイトライアル部門、ハリスホーク・その他猛禽類によるアジリティー部門、オオタカのタイムトライアルなどは、それぞれタイムを競い合う構成になり、入賞者には景品がもらえます。
他にも、順位を競わない猛禽ファンアジリティ部門、ブース出展もあり、ファルコナーの貴重な情報交換の場でもあるようです。
ハリスのアジリティー部門に初参加
今回初めて、ハリスホークのアジリティー部門(旧障害物競争)に参加する事を決めました。
まずは、ルールの確認をしてみましょう。
ハリスのアジリティー部門とルールの紹介
ホームページによれば、競技のルールは、『時間制限の中で、決められたコース内のチェックポイントをクリアし、ゴールを目指す』こととあります。
コースの詳細については当日会場で説明を受けるまで、分からないようです。
ただ、過去の動画などから、『スタートからゴールまでの4つの障害をクリアしながら進みそのタイムを競うもの』であることが分かりました。
制限時間オーバーは失格
フライトフェスタでは各チェックポイント(障害物)を通過するだけでは足りず、制限時間内にクリアしなければ失格になるという、厳しいルールが設けられています。
アジリティーとは、「機敏さ」「敏しょう性」「素早さ」を意味しますので、このことからも、状況に応じて素早く的確に判断し、ハリスへ指示を出せることが、ファルコナーに求められる競技とも言えますね。
過去のコースを分析
今期のコースの詳細は不明ながら、過去の出場者の方のYouTube動画などから、その傾向を見ることが出来ます。
ただ、年々障害物の難易度が上がっているようにも見え、初出場を決めた私にとっては不安が募ります。
基本の障害は4か所
毎年細かいルールが変わるようですが、基本の障害は定型されているようですので、まずは基本を確認します。
- 第一の障害:スタートラインから、最初のパーチに留める。
- 第二の障害:長い(高い)Tパーチにハリスを止める
- 第三の障害:低いパーチにハリスを留める
- 第四の障害:ハリスに狭い場所を通過させ、その上の人工芝に留める。
2025年12月現時点で分かる過去の競技と変更について見てみましょう。
参考動画https://youtu.be/68iTV1J78Xk
鷹の庵
第一の障害:スタート地点から最初のパーチに留める
スタート地点からその先にある最初の(長い)パーチに、1分以内に留まらせます。

2023年より
強風に煽られて舞い戻っても、一分以内であれば仕切り直しが効きますが、制限時間を過ぎてしまうとその時点で失格になります。
スタートの方法はがいく通りかあるようです。
2018年のスタートは自由?
スタートの方法は、人によって異なるようです。
地面にハリスを置いて、走るファルコナーを後追いさせてパーチにとまらせる者、あるいは、据えた状態でファルコナーが走ってパーチにとまらせる者がありました。
2019年はパーチにとまらせてスタート

2019スタート地点には幅の狭いパーチ
2023・24年はスタート地点から投げてとまらせる
ファルコナーの腕から投げて目標のパーチに留まらせるものでした。

2023年より 最初の障害は長いパーチにとまらせる
第二の障害:Tパーチに留める
高いTパーチにハリスを投げて留めますが、どうやらこのパーチが曲者で、毎年形を変えて登場するようです。
2018年はシングルTパーチ
2018年には、高いシングルのTパーチにハリスを投げて止まらせます。
動画内の司会者によれば、難関と紹介していますが、出場者の多くが練習を重ねて挑んでいるか、順調に進んでいる事ががうかがえます。

2018年シングルTパーチ
そのようなことからなのか、これ以降、Tパーチは難しく変貌していきます。
2019年はトラップTパーチ

2019年はトラップTパーチ
よく見ると棒の頂上にはパーチはなく、下にトラップと思しき止まり木が加えられました。頂点にとまらないといけないようです。
2023年はダブルTパーチ
低い方にとまると失格のようです。

2023年はダブルTパーチ:高い方に留められなければ失格
2024年はTパーチ2本立て
高い方に留まると失格というなんとも意地悪なトラップかと思います。

2024年はTパーチ二本立て:低い方に留められなければ失格
第三の障害:高所から低いパーチにとまらせる
先ほどのパーチから呼び戻して低い切り株にとまらせるのは、例年変わらないようです。

2019年 切り株にとまらせる
第四の障害:輪くぐり
輪くぐりは、丸いものと、星形の物があります。いずれもくぐった後にその上の人工芝にとまらせます。
2019年は

2019年は四角い板を丸くりぬき、その上に人工芝
2023・24年は星形

2023年第四は星型くぐり

星形はこんな感じ
競技の詳しい分析については、後日改めて投稿したいと思います。
あと67日なので、緊張しますが完走目指して頑張ります。


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