フライトフェスタ2026
日本最大級の猛禽類の祭典であるフライトフェスタに出場する為、2025年の12月から各ポイントの特訓を開始してきましたが、ここで、本格的なフリー訓練を入れる直前までの経過報告をしたいと思います。
今日までに最も学んだ事
前回の記事では、第三ポイント~第四ポイントまでの分析と対策をし、2/3~/7までに行っていた縮小コースでの通し訓練をご紹介しました。
この中で最も学べたことは、フライングウェイト(~90%)でもハンティングウェイト(~85%)でも、それが減量期の過程であるなら反応はすぐに上がると言うものではなく、一旦下げ切ってから(90~85%)数日訓練を入れてからの方が反応は各段に上ると言う事でした。
また、改めて基礎訓練を見直す事も出来ました。
各ポイント訓練は基礎訓練の応用
昨年の12月から紐付き訓練で各ポイントごとに訓練をし、各所で個別に学んだ訓練方法がありますが、第一から第三ポイントは基礎訓練の応用だったように思います。
※これはあくまで個人の感想です。
第一ポイントはスモールステップスと条件付け
第一ポイントの特徴は並行飛行で、スタート地点にファルコナーが立ち、10~20m先のホコ(地面から90㎝前後の高さ)に止まらせます。
この平行飛行を用いた訓練がスモールステップスでした。
スモールステップスの考え方は、フライトトレーニングの初期訓練においては、質の異なる運動を入れることが大事であり、1m、2mの距離の差などは問題ではないというもので、以下の運動が重視されます。
- 脚で飛び移る
- 翼を一打ち併用する
- 離陸してすぐ着地する
- 離陸して「飛行」してから着地する
ホコに留まる為の初期訓練は、まさにこれそのもので、それを定着させる為に条件付け訓練を入れていきました。

12月20日訓練2日目
第一ポイントの方針
私自身はスタートの方法を、私が腕を振って行かせるのではなく、「ハイ」という合図をする事で、ハリスが自らホコまでフライトするという方針に決定しました。
これは、「脚で蹴る」「離陸して飛行してから着地する」に相当すると考えていますが、このスタート方法が可能と考えたのは、条件付け訓練を重ねたからでした。
第二ポイントもスモールステップスを応用
第二ポイントの特徴は、高所にあるTパーチに止まる事です。
ここでも、スモールステップスのこの概念が役立ちました。
高さが一段変わるだけでも反応に大きな差が出るという点では、ウェイトコントロールが重要でしたので、今回、フルウェイトの設定を見直すに至りました。
第三・第四ポイントはジャンプアップ訓練
第三ポイントから第四ポイントの特徴は、低い台から会場内では最も長い距離を飛んで、枠内にくぐらせる事です。
これは、ジャンプアップ訓練がまさにそのまま当てはまるものでした。
紐付き訓練の間は筋力が弱いため、フリー前には筋力アップトレーニングが必要と言われており、それがジャンプアップ訓練です。
ジャンプアップ訓練の基本動作は、低い台を用意して、低い台と餌を握ったグローブまでの距離をジャンプしながらこれを繰り返す事ですが、この訓練では、グローブから下の台にハリスを下す方法が特徴的に思います。
何故なら、訓練を繰り返して条件反射的に出来るようになったハリスは、ファルコナーが脚立に乗った上からでも、餌を置かない台に降りてくれるようになるからです。

2025年12月29日ジャンプアップトレーニング。この高さでも下せるようになる。
第三ポイントから第四ポイントまでの方針
第三ポイントで台に降ろす方法は2通りあります。
一つは私が姿勢を低くして台にグローブを近づける方法で、もう一つは私が姿勢を変えずにグローブから下に降ろす方法です。
ですが、折角特訓をしていきたので、私は姿勢を変えることなく、餌のない台に天雅を乗せたいと思っています。
第四ポイント
第四ポイントの特徴は、低い台に乗せ後、ファルコナーは台四ポイントの枠の奥で餌を持って待機し、ハリスを枠にくぐらせますが、この距離は会場の各所のポイントで最も長い距離のようです。
低い台から枠へのフライトは、ジャンプアップで高い位置のグローブに乗る事と似ていて、ジャンプ力が問われると思います。
特にフライトフェスタでは第5ポイントまである為、スタミナを維持する事も重要な課題になりますので、この訓練を通じて筋力アップを図ることが出来たと思います。
最難関は第一ポイント
何と言っても最も困難なのは、第一ポイントで、ここで振るいにかけられるのだと思っています。
主な訓練は条件付け
フライトフェスタの為の訓練初日~数日(R7/12/19~)はフリーで行っていた第一ポイントでしたが、高所に行きがちであったため、紐をつけて行動制限をするようにしました。
訓練の基本は、ホコを見たら自ら留まるという条件付け訓練です。
同じ場所での訓練では1週間もすれば1回で留まるようになりました。
その為、場所を変えて、ホコの先に、敢えてとまり易そうな高所(フェンスや鉄塔)を選んでホコを設置しましたが、案の定ホコを素通りして高所に上ることを繰り返しました。
第一ポイントの問題点と課題
本番では、ホコを素通りして林に行っても、ホコの手前で地面の手前で落ちても、1分の制限時間内であればやり直しがききます。
問題点:第二ポイントの禁忌部まで素通りした場合
ですが問題は、第二ポイントまで行って、止まってはいけない場所や部位に止まった時です。
第二ポイントでも制限時間内に指定のTパーチに止まれば良いのですが、止まってはいけない場所がある為、そこに止まると即時失格になるのです。
つまり、第一ポイントを素通りする事自体は問題ないのですが、高所パーチの禁忌部には決して行かないようにしなければなりません。
課題:1回でホコに止まる
その為にも、第一ポイントは一回でクリアする必要があると考えています。
そこで、先の条件付け訓練を徹底的に行う事と、ウェイト管理が重要になります。
第一ポイントが最難関と言える理由
第一ポイントが最難関である理由は、やはり第一ポイントの先に控えている第二ポイントの高所のTパーチが視野に入ってくると言う点です。
ここで私が対策として自分に課しているのは、①条件付け訓練はできている(完成している)か、②フライングウェイトは適切か ③初見の場所でのフライト確認をしたか の3点になります。
課題:条件付け訓練はできているか
ホコに止まる行動を覚える為に行った事
確実にホコに止まってもらう為、当初はホコの上に餌(特に好物のキンカン)を置いていました。
もしくは、ホコに止まってからホコの少し先で、上記餌をグローブに乗せて、止まったら餌をもらえる、という風にしました。
慣れるまでは、確実にとまる事が出来るようにホコの手前からとまるように誘導し、徐々に距離を伸ばしてスタート地点(10m~15m)から飛ぶように指示(「ハイ」という合図)をいれました。
ホコを見たら留まる、という行動の維持の為に行った事
留まり易そうな高所の手前にホコを設置して、誘導なしでスタート地点から飛ぶように指示をしました。
最初の頃は高所に向かって素通りをしますが、この場合には餌を与えず最初からやり直し、出来た時に初めて餌を与えました。
課題:フライングウェイトは適切か
これまでは天雅のフライングウェイトは、610g~630gで行っていました。
私自身やや戻りは悪いと認識していましたが、これは、肉色を下げ過ぎたくなかったのと、例え遠くに行っても、ルアーで必ず回収できていたことによるものです。
ですが、今回の訓練では、完走をする為には各所の障害をクリアするだけでなく、制限時間内に行う必要がある為、呼べば瞬時に反応する位にまで仕上げなければなりません。
そこで、609g以上では、高所の戻りに時間がかかる為フライングウェイトを修正する事にました。
鳥屋での平均体重は688gで、最高値が710gでしたので、100%を690gとしていましたが、今回、100%の680gに下げてみました。
初見の場所でのフライト確認
慣れている普段の場所でほぼコンディションを整えることが出来たら、本番を想定して初見の場所、会場に似た場所で訓練を入れます。
ここで一回でホコにとまらることが出来なければ、本番は苦戦を強いられる事になります。
この件については次回の記事でご報告できればと思います。

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