鷹匠になる認定試験とは
現在、鷹匠になる為の国家試験は存在せず、一般の人がペットとして鷹やフクロウを飼育する為に必要な、特別な資格は存在しません。
ですが、民間団体の会員(門下生)に行われる、国家試験とは異なる認定試験が存在します。
日本鷹匠協会
日本の伝統文化である鷹匠と鷹狩の調査や研究、伝統文化の振興と自然環境保護、青少年の健全育成を目指す団体です。
入会制度があり、所定の申込と入会費を収め、会員として初心者研修を受けることが出来ます。
また鷹匠補研修は、協会認定の鷹匠として全国で活躍することが出来ます。
日本鷹匠協会へ入会希望の方はこちら
ワールドファルコナーズクラブ
鷹狩りを中心に活動する日本のクラブで、鷹狩りの実践、技術伝承、そして愛好家同士の交流を目的としています。
特に、古流の鷹狩り(諏訪流など)を継承しつつ、現代の鷹狩り愛好家が共に鷹狩りを楽しめる環境を提供しており、イベントでのブース出展や指導も行っている団体です。
フライトフェスタなどの競技を年に1回3月に行っており、猛禽類の飼育者であればどなたでも、エントリーできます。
諏訪流放鷹(ほうよう)術保存会とは
認定試験なるものを設けているのは、民間団体である「諏訪流放鷹術保存会」で門下生の為の試験が行われています。
※先の日本鷹匠協会の試験も諏訪流放鷹術です。
認定試験とは?
伝統の鷹匠技術を会得したい、伝統文化の継承者になりたい、試験に合格したという事実を得たい、と言う事であれば、流派に所属しそこで行われる認定試験に合格しなければなりません。
それが、諏訪流古技保存司会による門下生の為の認定試験で師範鷹匠を目指します。
受験者の段階に応じ、⑴鷹匠補認定試験、⑵鷹匠認定試験、⑶師範鷹匠認定試験があります。以下は簡単な説明になりますので、詳細については諏訪流放鷹術保存会をご参照ください。
鷹匠補認定試験
鷹匠補講習の内容としては「放鷹文化の歴史~諏訪流鷹匠と鷹の特徴~」 「伝統的鷹道具の機能と作成①」「伝統的鷹道具の機能と作成②」 「鷹の飼育と調教方法①」 「鷹の飼育と調教方法②」「調教の段階的理解と実践①」 「調教の段階的理解と実践②」 「狩のマナーと狩場の歩き方」の8つについて学び試験に合格をします。
鷹匠認定試験
受験資格は、鷹匠補認定試験に合格し、かつ、規定技を体得し3年以上自分の鷹を調教した門下生に限られています。
師範鷹匠認定試験
受験資格は、鷹匠認定試験を合格し、かつオオタカ及びハヤブサの調教法をマスターし、実猟において勢子(せご:狩猟の補佐役で獲物を狩猟者のいる方向へ追い立てる役割)を指揮し、雉を捕獲できる技術を有する者に限られます。


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