フライトフェスタ2026:私の第三・第四ポイント攻略法

フライトフェスタ ハリスホーク アジリティ 鷹匠
第三ポイントから第四ポイントは最も距離が長そう

フライトフェスタ2026

日本最大級の猛禽類の祭典であるフライトフェスタに出場する為、2025年の12月から各ポイントの特訓を開始してきましたが、1月の減量が上手く行かず餌への反応が悪いために訓練に大幅な遅れが生じてしまいました。

ですが、2月に入ってようやく減量の効果が得られ、天雅に食がつき第三・第四ポイントの訓練が進んできましたので、訓練の様子をご紹介いたします。

なお、なぜ減量で苦労したのか

第三ポイントと第四ポイントの分析と対策

フライトフェスタ~分析と対策:第三・第四・第五ポイント~で上げてきたように、第三・第四ポイントはセットで行うのが効果的ではないかと思いました。

低い台に乗せ、そこから枠をくぐらせる

フライトフェスタ ハリスホーク アジリティ

2019年 切り株にとまらせる

第三ポイントは切り株(低い台)に乗せますが、第四ポイントはそこから15m~20mほど離れた場所に設置された枠からの呼び戻しになります。

会場内での各ポイント間では一番長いかもしれません。

フライトフェスタ ハリスホーク アジリティ

第三ポイントから第四ポイントは最も距離が長そう

第四ポイントでは枠内をくぐらせ、くぐった後に上部のパーチに止まらせなければなりません

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枠内をくぐらずに子のパーチに止まったら失格

もし枠をくぐらないで枠の上部にあるパーチに止まってしまうと即時失格になるようです。

※今回はひもが外せなかった為第四ポイントの枠くぐりについては次回の記事に持ち越したいと思います。

切り株や枠の形よりも、運動を重視

第三ポイントの切り株は例年同じ形のようですが、第四ポイントの枠くぐりはその内側の形は星形の場合と丸形の場合があるようです。

今年どのような形が登場するかはわからないのですが、形よりも運動の流れを重視して第一ポイントから通しで訓練を行っています。

そこで私自身が考える課題としては、いかに速く台に止まらせることが出来るか、かついかに速くそこから台四ポイントまで飛び立つことが出来るかになりますので、この点を重点的に訓練を入れてみました。

この点、ジャンプアップ訓練で既に低い台に乗せる練習は日常的にしていたので、その為の要領を得ていたこともあり、台に乗せる事自体は造作もないと思っていはいるのですが、当日は初めての会場であることや、ギャラリーなどがいる環境である為、天雅にとっては警戒心が強く働く環境です。

そうなると呼び戻しに影響が出ますので、ウェイトコントロールと同時に、呼び戻しの反応が重要になると考えました。

使う道具

第三ポイントの切り株は用意出来ればそれが良いのかもしれませんが、個人的には低い台であれば素材は問題はないと考え、ジャンプアップ訓練で使用している台(バケツ)を使う事にしました。

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筋力(ジャンプ)アップ訓練用の台(バケツ)

第四ポイントの枠は、ありがたい事に畑のご主人が、天雅専用の枠を作ってくださいましたので、それを使用していきます。

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畑のご主人が天雅の為に作ってくださった枠

台に乗せる指示の方法は2つ

低い台にせる為の指示出しは2通りあります。

1)台の上に直接餌を置く

一つは台の上に直接餌を置く方法で、かなり高い確率ですぐに反応すると思います。

2)台に餌を置かないで降りるように誘導する

二つ目は、台に餌を置くことなく降りるように誘導するものです。

この場合にも2つの方法があります。

①私がしゃがんでグローブを台に近づけて乗るように誘導するか、②しゃがまずに立ったままで下へ降りるように誘導するかです。①と②のうちなら天雅に関しては②の方が早いかも知れません。

ジャンプアップ訓練の様子で判断

第三ポイントはジャンプアップ訓練と同じ要領なので、どちらを採用するかは、ジャンプアップ訓練の様子を見て判断したいと思います。

減量期とフライングウェイトについて

1月4日は680gで訓練を行っていたため、そこからの減量開始となりましたが、減量目標と期間のすり合わせを怠ったことで、1月下旬になってもフライングウェイトに戻すことが出来ず、苦労をします。

フライングウェイトでも反応が悪い期間がある

そこで1月下旬の1週間から10日間は、餌をひよこのみ25g~40g程度しか与えませんでした。が、この体重でも肉色当てをするとまだまだ高めの感触でした。

フライングウェイトまで戻せたのは1月31日(634g)以降で、2月2日(626g)から徐々に餌への反応が上がってきましたが、第一ポイントから第三ポイントを想定した(縮小)コースを通しで訓練(紐付き)が出来るようになったのは、2月3日(632g)からでした。

反応が上がったのは最低体重ではない

2月5日に最低体重の612gになりましたが、この時点でもまだ戻りが悪いため、フリーにする判断はできませんでした。

フリー判断をしたのはやや体重が増えた2月6日(618g)頃で、2月7日(614g)のフライト訓練で、反応が急激にあがったことを時間しフリーにする事にしました。

今回フライトフェスタへの出場を決心をしたのは訓練の入れ直しを兼ねている事もあり、シーズン中にここまで体重を落としたのは初めてでしたが、その結果わかったことがありました。

減量期のフライングウェイトとロスト

餌への反応が最も上がったのは、(フルウェイトからの)減量期にあるフライングウェイト(90%~93%)でも、ハンティングウェイトまで下げた最低体重(86%~89%)になった時でもありませんでした。

むしろ、減量期にあるフライングウェイトでは餌への反応は決して良いとは言えない状態でした。この時期は餌すら食べず、高所にとどまる事を好んだからです。

また、最低体重(89%以下)まで下げた場合には、餌欲しさにかえって指示が入りにくくなり、呼んでもいないのに来ることが多くなったのです。

初めての後追い訓練はこのタイミングで良いとは思いますが、これが、肉色を下げ過ぎてもロストすると言われる理由かも知れません。

増量期のフライングウェイトとロスト

一方で最低体重から少し訓練を入れた2日~数日後のフライングウェイトからフルウェイト(90%~98%)までの増量期が、きわめて反応が良いことが分かりました。

イベントの予定は最低体重から2日~数日後

ハリスホークは人に懐くため、丸(フルウェイト)の状態でもフライトは可能であると言われています。

ですがこれは、(恐らく)最低体重から丸に向かう増量期の反応であり、丸から減量期にある場合にはたとえフライングウェイトでも戻りは悪くなるのではないかと思いました。

何故なら、一旦肉色を下げ切ったハリスの体内では、エネルギー源を外から求める必要がある為自ら取りにいかねばなりませんが、

肉色を丸の状態まで上げ切ったハリスの体内では、十分に蓄積された脂肪や筋肉からエネルギーが消費されていくため、餌を取りに行く必要性がないからです。

その為、鷹狩やイベントでフライトをさせるなら、ハンチングウェイトまで一旦下げて、2日~数日後にフライトできるようにするのが良いかと、個人的には思っています。

減量期と代謝

フンについては水分の多いフンが常に見られていました。これは脂肪が燃焼されていることを意味しますので、2月以降も餌を食べさせつつ減量を継続しています。

ただ2月3日からは、栄養を取る為餌をひよこから鶉のお肉に変えて、20g~30gを与えて観察を念入りにするようにしました。

2月4日の体重は619g(前日比:-13g)でしたが、これは天雅のフルウェイトの90%に当たり、ここで餌への反応が上がり始めたと実感することが出来ました。※注:仕事の都合で前日の給餌から28時間後の計測です。

水分の少ない尿は今のところ観察はされていませんし、肉色も下げ過ぎという事はないので、現状でも問題はないとカナが得ています。

第三・第四ポイントの訓練日誌

基本的な訓練の流れは以下のようになります。

  • 第一P:パーチ(ほこ)に止まらせる→グローブに戻す。
  • 第二P:走って木の枝(高・低)に止まらせる→グローブに呼び戻す。
  • 第三P:グローブから低い台に止まらせる→離れた場所からグローブに呼び戻す。
  • 第四P:低い台から、離れた枠の外からグローブに呼び戻す→指示したパーチ(高・低)に止まらせる

※第五ポイントからゴールまでは改めて記事を投稿いたします

ので、まずは第一Pから第四Pまでを通しで行います。

訓練1日目【2/3 632g】本番まであと26日

フライトフェスタまであと25日~第三ポイントの分析と対策~
2026年2月4日現在、3月1日のフライトフェスタまで残すところあと25日となりました。1月の減量に失敗してフライトトレーニングに大幅な遅れが生じましたが、ここでようやく餌への反応が上がってきました。第三ポイントの訓練動画としては3日分です...

前日の天雅の体重は626gで、このあたりで天雅のフライングウェイトに戻りようやく餌への反応が上がってはきた印象。

第一ポイントの反応

スタート地点からホコに止まるように合図をして、やや下の位置から軽く腕を振ると、コースを外れることなくホコに止まる。

その後を私が追いかけて、ホコの奥からグローブに戻るように餌を見せるが少し時間がかかる。

しかし、訓練が進むにつれすぐに反応するようになる。

第二ポイントの反応

手に据えて小走りで木に近づくが、バタつかせる事が多いため安定した走りができるようにする。

木の枝を選んで止まらせることが出来るようになった。しかし高い枝からの呼び戻しに時間がかかる。

その為少し餌を多めに見せると反応するので、減量が足りないと判断した。肉色は高め。

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3週目には少し大きめの餌で、グローブに速やかに戻るようになる。

第三ポイントの反応

初めは高い枝からグローブに戻す反応が悪かった為、台の上に小さな餌を乗せる事にした。予想通りすぐに木の枝から飛んできた。

グローブへの戻しはジャンプアップ訓練と同じ要領で、ほぼ垂直に近い位置で行うが、こちらは問題ない。

台に乗せる指示は、①台に直接餌を置く

低い台に止まる事自体は問題なさそうであるが、こうしたことを繰り返していくと、いずれグローブに戻る事自体を嫌がる可能性がある為、基本的にはグローブに戻すようにする。

とりあえず、台からジャンプアップをさせるとすぐにグローブに戻るので、まずは心配ないだろう。

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低い台からジャンプアップアップ訓練と同じ要領でグローブに戻す

2日目【4日 619g】あと25日

619gは天雅にとってはかなりの減量であるが、これはフルウェイトの約90%に当たる。

前日比は-13gと多めであるが、肉色は相変わらず高く、フンも異常はないようなので減量は継続していくが、フライトの力強さを十分観察するように心がけた。

第一ポイントから第二ポイントの反応

まずは、第一ポイントでホコに止まらせてからグローブへ戻すという出だしの餌の反と、第二ポイントの高い枝からの戻しが今一であると感じた。

第三ポイントの反応

第一から第二ポイントの反応は今一であるが、第三ポイントの反応は良く、特に台からの呼び戻しでは、離れた位置からでも速やかにグローブに戻る。

これは、ジャンプアップ訓練の特徴でもあると考える。

フリー判断は見送り

餌を少し食べさせると食が付き反応が格段に上がる。しかし同時に未だに餌を選んでいるようなので、まだ完全な空腹(飢え)状態ではないと考えられる為、フリーにすることは見送る事にした。

とは言え本番まで間がないため、今回は2/8までにフリーフライトにし、かつこれまではすぐに与えていたキンカン(天雅の大好物)も封印して、高所(林の木やフェンス等)からの呼び戻しを数秒以内に出来るようにしたい。

その為、ハンティングウェイトの87%~88%である600g~607gまでは体重を落として観察をする事にした。

3日目【5日 612g】あと24日

この日もウズラを準備して訓練。

610g台になって餌への反応が徐々に上がってきたが、未だ高所からの呼び戻しで、反応は遅い為到底紐を外せるレベルではない。減量は継続する。

しかし、ここで、第一ポイントでコースを外れる事が3回見られるようになり、指示が入りにくくなっていることがうかがえる。

ここからの減量はフリーにしたときにロストの可能性が出てくるため、注意が必要と考える。

4日目【6日 618g】あと23日

夜間訓練を自宅の駐車場で紐付きで行った。餌はひよこを準備。

いつもは柵にとまらせての呼び戻しを行うだけだが、低い台(バケツ)を使用して離れた位置から呼び戻す訓練も併用した。

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反応は日に日に良くなっている。

5日目【7日 614g】あと22日

夜間駐車場での訓練。

柵に乗せて呼び戻す際には間を空けることなく、餌への反応は上々である。

が、低い台から呼び戻そうとする際、呼んでいないのに柵のほうに来てしまう事が数回あった。この訓練場所でこうしたことが見られたのは初めての事。

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呼ばない内から来てしまう事が数回

8日にフリーにして通常通りの訓練と、後追い勲訓練も併用。

肉色は下がっているような気はする程度。

この日は、餌を少量しか与えていない為、8日の体重は更に下がると考えるが、フライトの様子を見てハンティングウェイトまで下げる。

ポイント訓練の総評

減量のペース配分を失敗したことで、680g以上あった体重を630g台に落とすのに丸まる1か月を費やしてしまい、第三ポイントの開始がまさかの2月になってからでしたが、これもまたデータを収集できる機会になりました。

第三ポイントはジャンプアップ訓練の延長上にあるように感じましたので、8日以降は第四ポイントの枠くぐりからゴールまでの訓練に入りたいと思います。

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